本当は今日は満員だったのに!! 今シーズン初の朝から渡船中止。昨日19時発表の全国の天気予報では今日の石川県地方の天気は冬型で寒気が入り雨のち晴れ。北西の風で波の高さが3-4メートルの時化模様。船頭の感ではだめだこりゃ。でした。楽しみに待ってた遠方のお客さんには申し訳ないけど止めるように電話、しかし連絡のつかない人が必ず何人かいるので今朝出船の時間に波止場へ、なるほど予報どうり海は北西の風の大しけ。案の定忠告を無視のお客さんが屋根付き筏組を含めて4組10人。やっぱり!!荷物を置いて待っていました。今までならばどうする、乗せるべきか止めるべきかと少しは考えるんだけど、今日は即座に中止で皆さん納得。荒れる海を見ればそうだよね。昭和62年7月19日、箱名の静かな入り江に5基の小さな筏を浮かべて33年、魚の釣果よりもお客さんの安全第一をモットーにやってきたこれからもその方針は変わりません。
と、そこまでは良かったんだけど。お客さんに諦めてもらって帰られた後家で朝食を食って新聞を隅から隅まで読んで9時半頃、ふっと気が付いて外を眺めると家の横の竹やぶの竹が揺れてない。車で外へ出て海を眺めると沖の4基の筏が何事もなかったかのように悠然と浮かんでました。漁師を始めて40年、今更ながら晩秋の観天望気の難しさを思い知らされました。ま、気象台の天気予報も100パーセントではないので漁師の感も時々しか当たらないってことですね。2時間待てばなんとかなったけど、どうなるかわかりもしないのにそんなに待てないよね。ふがいない船頭ですみませんでした。
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